午後、自宅を出て北大へ向かう
北大はただの道すがり
目的は駅近の紀伊国屋
さすがにウィークデイの真昼間
幹線道路は車の往来で騒々しい
快晴の空を見上げると「ひこうき雲」
航空機とか空港とか表現があるように飛行機はある意味 船
だれかがそう言ってたか書いてたか
ひこうき雲は下から見上げた模様だが
上から見下ろしす感覚だと船の航跡に見える
などと思いつつ北大キャンパスに入る
内側に入ると車の音より、カラスの鳴き声が大きくなる
学生が野球をやっていて ボールがグラブに収まる音がする
風がないので木の葉の擦れ合う音はない
カラスの鳴き声と野球ボールの音
周りを囲む樹木でその音が微妙に反響して柔らかい
木陰のベンチでは昼食後の午睡をする人々
しばらくぶりに北大博物館へ寄ると
スカンジナビア半島極北の『サーミ』という民族の展示会があった
固有の文化を持ち、今でも固有の言語を持っている少数民族
シャーマンが使っていた太鼓だそうだが
まるで古代エジプトの文様に似ている
この構図がデザイン的にかなり評価されているらしい
現存する太鼓は数えるほど
同じ民族でも3つに分かれていてそれぞれ固有の言語を持つ
その言語は互換性がないらしい
不思議な民族である
たぶん、常設で極東ロシアの8つの少数民族の展示もある
その中に「ギリヤーク」
ギリヤーク
外の池ではカモが餌をついばんで
まるでわれわれにシンクロナイズドスイミングの手本を見せてくれる
今日は紀伊国屋で実用本とフィッツジェラルド『グレート・ギャツビー』を購入
帰路、大通りへ向かうが道庁赤れんが庁舎前の庭には
ポプラの柔らかい花粉が綿雪のように積もっていた
猛暑にはまだ遠い
そんな札幌です
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