数日前に「ルーキー」を読み終えた
「ルーキー」は山際淳司が書いた清原和博を描いた作品だ
元はと言えば1987年単行本で「ルーキー・もう一つの清原和博」を文庫化したものである
清原は熱望していた巨人への入団を果たせず、西武ライオンズへ入団した
と同時に桑田が巨人から指名されて入団した
当時、巨人ファンだったオレはてっきり桑田の早稲田入学を疑わなかった
西武ライオンズができたころ、ちょうど大学在学中だった
できたての球団は全くお話にならないくらい弱かった
根本がその人脈を生かして補強したが結果には結びつかない
広岡になってから管理野球、加えて若手選手の育成スカウティングがうまくいった
所沢に来て第1期の黄金時代の到来である
そんな1986年、清原は西武のユニホームを着ることになる
監督は森に変わっていた
清原本人を審らかに取材してこの本は書かれていない
清原を中心にリトルリーグから中学、高校、プロ1年目に出会ったまたは対戦した関係者を取材することで『清原和博』という人物を浮かび上がらせている
清原のエピーソードはもちろん、清原に対する印象など
さまざまな人々がさまざまな視点で書かれている
そんな人たちの持つ鉈や鑿で削り取られて
『清原和博』という3次元的なリアルな像を作り上げた手法がおもしろい
晩年、「番長」などと言われた印象など全くなく
『清原和博』が野球に対して真っ直ぐな心を持った1人の人間として
鮮やかに浮かび上がらせている
マスコミの演出していた暴れん坊の姿とはかけ離れた、本当の清原に接することができたこと。加えて、自分の過度の偏見が清原を別な人格として捉えていたことを思うともう少し気持ちに中立でなければならないと思う
日馬富士が優勝して大相撲が終わった
千秋楽の対白鵬戦は早い動きで横綱を左右に揺さぶって勝ちをとった
白鵬に腰を落ち着かせる時間を与えなかったことが勝因だろう
1発、張り手はあったもののいい相撲だった
来場所に13勝以上、優勝に準ずる成績なら横綱昇進と言われている
1人横綱がいかにしんどいか、オレに分かる由もない
紙面では「白鵬はピークを過ぎた」などと書いてあるが
引退しない限りそう振り返ることもあるまいと思っているし、現役横綱に対して大変失礼なことである
これほどけがをせず、土俵を務めている横綱はやはり別格だ
日馬富士に限らず、近い将来横綱に昇進する力士が出てきてほしいものだが
そういう時は、悲しいかな白鵬の体に艶がなくなる時である
昨日、NYYイチローが誕生した
TV放送は偶然にもシアトルvsNYY
NYY黒田を捉えて番組編成したわけではない
シアトルのイチローを中心に番組が編成されていた
偶然にも黒田が先発し、イチローが移籍してNYY選手として出場したわけだ
過去ログに、黒田の素晴らしさを書きつづっていたが
黒田が先発するゲームが放送の対象になっていないことが多い
NHKは、イチロー、ダルヴィッシュ、松井という順をつけているらしい
と勝手に思っているのだが・・・
NHKには公共の放送ということで
ここはひとつ中立的に番組編成をしてもらいたいと思う
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