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2012年2月27日月曜日

不思議な日だ

昨夜、ベッドでレイモンド・カーヴァーの短編『大聖堂』を読みながら
ラヴェルの『亡き王女のためのパヴァーヌ』を聴く
心を落ち着かせる音色に耳を傾けながら静かに眠りに就く

ほとんどぴったり7時に起き ミルク入りのコーヒーで目を覚ます
朝のニュースは昨日の「東京マラソン」の話題がほぼ中心であったろう
ペースメーカーが川内のスペシャルドリンクを飲んだことには驚いた

俺のレベルじゃ、しっかり歩いて水分を補給しないとむせるから
どんなドリンクでも関係ない  5kmごとにしっかりとることが重要なんだ

藤原新 強かった
本当の強さがそこにはあった
フリーになることは「両刃の剣」だが 芯が強くなければできない
川内もそこが信条だったが藤原に軍配が上がった

もしも許されるなら 藤原、川内両選手をロンドンの代表にしたい
ソウルオリンピック(古いが)の中山、瀬古の心理的関係に似ている
実力的に上り坂の中山、下り坂の瀬古
中山はソウルで惜しくも4位だった
当時の陸連は中山にメダルを取らせようとライバル心を煽るために瀬古を選んだ
と記憶している

だとすると藤原のアスリートとしての心理的潜在能力を引き出すのは川内だ

そんな感じだが 陸連の選考委員にさえ俺は選考されていない
というより「おまえは誰なんだ」と彼らはいう


今日は振り替え休日
確定申告の医療費控除の手続きをやってきた
昨晩、税務署のHPで関係書類をすべて準備していったので提出するだけだった
毎年、この時期は確定申告で税務署がごった返す忙しさ
駐車場も朝から満車になることが多く過去に駐車するまでに相当な時間がかかった
今日は徒歩 ところが混雑を予想していったがスカスカだった
提出するだけになってますと告げると VIP扱いのように待ち時間なし
係員が持参した書類を点検  3分で終了!
拍子抜けだった
これで、ちょっとした小遣いになる(笑)

あまりに予想外に早く終わった

午後から行く予定だった母のところへ見舞いに行く
姉から連絡があって 3月11日に登別へ移ることが決まっている
いつものように 返ってくるあてのない会話をしながらその事を告げる
膝をさすっているので痛いのか聞く そうだという肯きがある
お茶を飲みながら
「今日はこれからどうしたらいいんでしょう」と聞いてくる
「お袋の手料理が食いたいなぁ」という
「本当ですか」という
「本当に昔作ってくれたお袋の料理が食いたいんだ」という
母の目がうれしそうに  そして瞳に微かな潤いがみられた
深層の琴線に触れたかわからない
けど、その感覚だけで俺の気持ちが満ち足りる


帰りがけ慈恵会病院ルートから藻岩山山頂へアタック(というほどでもないが…)
終日、降雪、強風の予報だったが意外と好天に恵まれた
登りは ちょっと走りを入れたがほとんど歩きだった
景色を眺めながら シャッフルで音楽を聴く
気持ちのいい時に決まって「What a Wonderful World」が流れる

この素晴らしき世界に・・・

山頂に近づくにつれ 時折ブリザード気味になる
無防備な山肌は 登山者の痕跡をあっさりとかき消す
そんなこともすべて受け入れて自然の楽しみ方はそこにしかない
山頂の展望台もすっかり新しくなっていた

館内のレストラン「JEWELS」で軽ランチ
『タルトフランベセット』リッチなスペースで しょぼいランチ890えん
「旨かったの」と聞かれると
「初めて食べました」としか答えようがない

登山者相手のレストランでないことは確認できた
慈恵会病院前の「セコマ」でおにぎり買って登った方が俺に合ってたのかもしれない

下りは一気に23分で駆け下りた
足を滑らせて転倒したが かえって楽しさ倍増  大笑い

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