最後の楽園~細野晴臣
まさに小笠原「最後の楽園」にふさわしい
この細野晴臣の曲を聴き目を閉じると情景が鮮明に浮かぶ
最終日はPCをバックに詰めてしまっていたので携帯からの簡単な投稿になった
最終日前夜、ゲストハウスでブログをアップした後
シンジさん(ロックウエルズ)と最後の晩餐
自家製の金柑酒をロックで飲みながら 彼がウクレレを奏でる
「下手ですみません」と言っていたが、楽器のできない俺にとっては大切な贈り物になった
そう言えば「何故、Bonin Islandなの?」と聞いたら
「無人島が聞き間違えてボニンになったらしいですよ」ということだった
名前の由来とは概ねそんなとこだろう
翌朝、7時食事なのにシンジさん寝坊で俺が起こす
「すみません~ん」と腰を90°に曲げ謝ったが
時間がゆるやかに流れている島なんだから気にしなくていいんだよ
最後の朝食は、至ってシンプルな日本旅館風の朝食だった
でも、この朝食がなんとも日本人の原点 力がでる
最後にゲストハウス前で記念撮影
オーストリアからのシルビアさん、トバちゃん、シンジさんと4人
ありがとう!
この後、俺はのんびりウォーキングで街へ出た
途中「海洋センター」でアオウミガメの人工ふ化などを勉強
標識をつけて海へ離される 同じ海岸へ帰ってこられたとしても30年後
生態はまだつかめてないことが多いらしく(だから研究しているのだが)
北半球の太平洋のあちこちで離された個体が確認されているらしい
珍しいアルビノのアオウミガメ これはここで飼育されるらしい
海洋センターなのに戦遺品が展示してあった
最後は街に一番近い大神山公園から眺望を楽しんでお終い
買い物をして、ビールとホットドックと海老フライで小笠原に乾杯
思えばツアーガイドもつけず 地図片手に歩き倒した小笠原だった
「海辺のカフカ」を持って行ってこれまた正解
上巻 P324にこんな件がある
「自然の中でひとりぼっちで暮らすのはたしかに素晴らしいことだけれど、そこでずっと生活をしつづけるのは簡単じゃない」と大島さんは言う
「理論的にはできなくはないし、実際にそうする人もいる。しかし自然というのは、ある意味で不自然なものだ。安らぎというのは、ある意味では威嚇的なものだ。その背反性を上手に受け入れるにはそれなりの準備と経験が必要なんだ。だから僕らはとりあえず街に戻る。社会と人々の営みの中に戻っていく」
山を登り下る 美しい海を見に時間をかけて歩く
森に入ると鳥のさえずりや木々の擦れ合う音に耳を傾ける
そこにはやはり自然に対する敬意を持ち 畏れを感じる
また来られますように・・・さよなら
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