ファンの目という視点で記述する
詳しいデータはネットですぐにでも調べられるが
敢えて観た感想で比較したい
今のところ成績はほとんど同じだ
報道では勝ち星ばかりにスポットをあてるが
本当の勝ち星やチーム貢献としては勝敗の引き算でする
勝数より敗数が少なければチーム勝率は上がるし、逆なら下がる
2人ともその点についてはチーム貢献をしている
ただチーム事情でいくら相手打線を抑えても勝ちにつながらない時がある
去年のダルビッシュがそうであったように
黒田もドジャース時代はナイスピッチングをしても打線の援護がない
実はNYYにきても黒田はそのようなゲームがある
失点が1~2点でも勝ちにつながらない
打線は水ものだし、相手ピッチャーが1級品を当てられる
黒田にとっては宿命というべきだろう!
むしろ、黒田がスターターでマウンドに立つときは対戦チームが警戒している証拠
ダルヴィッシュと黒田の決定的な違いは四球の多さだ
報道はダルヴィッシュの三振数を取り上げるが
与四死球は黒田の倍だ
与四死球は、シングルヒットと同じである
ダルヴィッシュの場合、連続四死球があり、そのあとタイムリーもしくはHRになる
黒田の場合はほとんどそのようなことはない
与四死球を安打と考えると黒田とダルヴィッシュでは
かなりの差が出てくることが分かる
アウトは、スイングアウトで取ろうがフライアウトで取ろうがグラウンドアウトで取ろうが、アウトはアウトなのだ
何度かダルヴィッシュの「精神的なイプス」ではないかと書いてきた
なぜ、与四死球が多いのか?
一言でコントロールと言ってしまえば終わりである
決してコントロールが悪い訳ではないし、変化球も切れる
なのになぜ四球になるのか?
オレは、変化球が切れすぎるまたは早めに変化するのではないかと思う
変化はわずかにクイックリーに変化すればいいのだ
メジャーに来てほとんどの打者が鳴り物入りで入ってきた投手を打ち込もうとする
ストレートと変化球のスピードの差や変化の大きさで戸惑う場面もあった
しかし最近では、2ストライクを取りながら見極められ玉数を多くし与四死球となる
次に来るのは「四球を与えられない」という当たり前の心理だ
そこでほとんどが素直なストレートをHRされることになる
ダルヴィッシュにはナチュラルに切れのある変化するボールがない
黒田にはそれがある
今、DLしているNYYのリベラも持っているし
彼はそれだけ(SFFなどもあるが)でピッチングしていると言って過言ではない
解説ではストライクゾーンからボールゾーンへの変化が好ましいと言っているが
それはあくまで打者がスイングする気になるときだけだ
ダルヴィッシュの変化球はほとんんどそのパターン
黒田は同じくボールゾーンへ行くボールもあるが
ストライクゾーンからコースぎりぎりでストライクゾーンに決まるボールがある
そういうピッチングをされると打者は早めにスイングするという心理になる
加えて、ストレート気味のボールでも手元でわずかに変化する
グラウンドボールやフライボールになる確率が高くなる
走者を背負ってもダブルプレーの確率も高くなる
ダルヴィッシュがメジャーに来てかなりのイニング数を投げているのだから
マウンドの硬さがどうの、ボールのフィット感がどうのという理由はない
それよりメジャー仕様ということで体を大きくし過ぎたのではないか?
松坂がそうであったように別に体を大きくする必要はない
ピッチャーの命は、下半身の粘りと上肢(肩、肘、手首)の柔軟性
加えて握力だと思っている
特に下半身の粘りは黒田が上であるし
完封、完投がない限り一流の証はない
まだあるけどこんな感想です
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